「インスタグラムで見るようなおしゃれな部屋に住みたいけど、どうすれば生活感がなくなるのかわからない」「生活感が出てしまって、いつも部屋がごちゃごちゃして見える」「センスがなくてもできるインテリアの工夫を知りたい」――このような悩みを持つ方はとても多いのではないでしょうか。
「生活感のない部屋」とは、必ずしも物が何もないミニマルな部屋のことではありません。生活必需品がありながらも、すっきりとまとまった美しい空間のことです。インテリアのコツを知れば、センスに自信がない方でも生活感を抑えたおしゃれな部屋を作ることができます。
この記事では、生活感をなくすインテリアの基本原則から具体的な実践テクニックまでを詳しく解説します。
生活感が出てしまう原因を理解する
インテリアを整える前に、まず「なぜ生活感が出てしまうのか」を理解することが重要です。生活感が出る主な原因として以下が挙げられます。
まず色の統一感がないことが原因の筆頭です。様々な色や素材が混在していると、視覚的にうるさく見え、まとまりがなくなります。次に生活用品が丸見えになっていることです。洗剤・ティッシュ・家電のコード・食料品などが見えていると、どんなおしゃれな家具があっても生活感が出てしまいます。また収納が足りずモノが溢れていること、照明が蛍光灯のみで無機質なこと、床・壁が殺風景なことなども生活感の原因になります。
生活感をなくすインテリアの5つの基本原則
原則①:カラーパレットを3色以内に絞る
インテリアをおしゃれに見せる最も基本的なルールが「部屋全体の色を3色以内に絞る」ことです。インテリアデザインでは「70:25:5のルール」が知られており、ベースカラー(壁・床・大きな家具)に70%、メインカラー(ソファ・カーテン・ラグ)に25%、アクセントカラー(クッション・小物・植物)に5%を配分するのが美しいバランスとされています。
特に生活感をなくすためには、ホワイト・グレー・ベージュ・ブラック・ナチュラル(木材色)などのベーシックカラーをベースにすると、統一感が生まれやすいです。これらの色は互いに相性が良く、どんな家具・小物とも合わせやすいのが特徴です。
原則②:「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
生活感をなくすための収納の基本は、おしゃれなものは見せ、生活感のあるものは隠すという使い分けです。本・植物・お気に入りの食器などはあえて見せる収納でインテリアの一部に。洗剤・電池・薬・書類・コードなどは完全に隠す収納にしましょう。
扉付きの収納家具(キャビネット・サイドボード)や、布・バスケット・ボックスを活用して生活用品を隠すだけで、部屋の印象が大幅に変わります。
原則③:素材感をそろえる
色だけでなく、素材の統一感もインテリアの印象を大きく左右します。例えば「木・リネン・陶器・グリーン」を組み合わせると北欧・ナチュラルスタイルに、「金属・革・ガラス・コンクリート」を組み合わせるとインダストリアル・モダンスタイルになります。統一感のある素材選びで、部屋全体のテイストが明確になり、おしゃれな雰囲気が生まれます。
原則④:「余白(スペース)」を意識して作る
おしゃれな部屋には必ず「何も置かれていない余白スペース」があります。棚・テーブル・床などに余白を意識的に作ることで、空間全体が広く・すっきりして見えます。「もう少し置けるスペースがある」と感じても、あえて置かないことが生活感のない部屋づくりのコツです。
原則⑤:照明を工夫する
照明はインテリアの雰囲気を決定づける最重要要素のひとつです。蛍光灯(白色・昼白色)のみの部屋は、どんなにおしゃれな家具を置いても生活感・無機質感が出てしまいます。電球色(オレンジ系・温かみのある色)の照明を取り入れることで、部屋全体がカフェやホテルのような雰囲気になります。間接照明(フロアランプ・テーブルランプ・ペンダントライト)を組み合わせることで、光に立体感が生まれ、グッとおしゃれな空間になります。
エリア別・生活感をなくすインテリア実践テクニック
【リビング】統一感とすっきり感を両立する
リビングはインテリアの主役となるエリアです。ソファ・ローテーブル・テレビ台などの大きな家具の色・素材を統一することが最優先です。テレビ周りのコード類はコードケース・配線モールでまとめて隠しましょう。リモコン・本・ティッシュなどの生活小物はバスケットやトレーにまとめて収納することで、テーブルの上をすっきり保てます。
ラグを敷くことでソファとのバランスが取れ、部屋全体のまとまりが出ます。ラグの色はソファ・カーテンと同系色か補色にするとおしゃれです。観葉植物を1〜2点置くだけで、一気に生き生きとした空間になります。
【キッチン】生活感が出やすい場所をすっきりさせる
キッチンは最も生活感が出やすい場所のひとつです。生活感をなくすための最重要ポイントは、調味料・洗剤・スポンジ・食器洗い洗剤などを統一感のある容器に入れ替えることです。調味料はおしゃれなガラス容器やシンプルな白いボトルに入れ替えるだけで、キッチン全体の印象が大きく変わります。
食器は収納の中にしまい、よく使うものだけをカウンターに出す方針にしましょう。まな板・包丁はおしゃれなホルダーを使って見せる収納に、または引き出し内に収納して見えないようにしましょう。
【洗面所・バスルーム】プチプラでホテルライクに
洗面所はシャンプー・洗剤・タオルなど、生活感のあるアイテムが集中するエリアです。シャンプー・ボディソープ・洗顔料はディスペンサーボトルに詰め替えるだけで、一気にホテルのような清潔感ある雰囲気になります。タオルは白・グレー・ベージュなどのシンプルな色に統一することで清潔感がアップします。
【寝室】落ち着きとリラックス感のある空間に
寝室は「眠るための場所」として、落ち着いた色・照明・シンプルな収納が基本です。ベッドのリネン(シーツ・枕カバー・掛け布団カバー)を白・グレー・ベージュなどのシンプルな色で統一することで、ホテルのベッドルームのような清潔感と高級感が生まれます。ナイトテーブルはすっきり保ち、スマホ・本・ランプ以外は置かないようにしましょう。
【玄関】第一印象を決める場所をおしゃれに】
玄関は家の第一印象を決める重要なエリアです。靴は必要最低限の数だけを玄関に出し、それ以外はシューズクローゼットにしまいましょう。傘立て・鍵かけ・小物入れはデザインにこだわったものを選ぶだけで、玄関の印象が大きく変わります。小さな観葉植物・アート・ミラーを飾ることで、センスある玄関になります。
生活感をなくすための「隠す」ための便利アイテム
生活感をなくすために特に役立つアイテムをご紹介します。ケーブルボックス・コードケースはテレビ・パソコン周りのコード類をまとめて隠すのに最適です。蓋付きバスケット・収納ボックスはリモコン・充電器・書類などの生活小物を隠すのに便利です。詰め替えボトル・ディスペンサーはキッチン・洗面所の洗剤・シャンプー類の統一感を出します。ラベルライターは収納ボックスや調味料瓶に統一感あるラベルを貼るのに使えます。ワイヤレス充電器はコードが不要でデスク・ベッドサイドをすっきりさせられます。
低予算でできるインテリアのアップグレード
大きな家具を買い替えなくても、低予算でインテリアをアップグレードする方法はたくさんあります。照明をLED電球色に変えるだけで雰囲気が激変します(1個500〜1500円)。100円ショップ・ニトリ・IKEAで統一感ある収納グッズを揃えることでコストを抑えつつ整然とした空間が作れます。ウォールステッカーやポスターを1枚飾るだけで部屋のアクセントになります。フォトフレームを統一するだけで写真コーナーがおしゃれなギャラリー風になります。
まとめ:生活感のない部屋は「ルール」を知れば誰でも作れる
生活感のないおしゃれな部屋づくりは、センスや才能よりも「インテリアのルール」を知って実践することの方がずっと重要です。カラーパレットを絞る・生活用品を隠す・照明を工夫する・余白を意識するという基本原則を守るだけで、どんな部屋でも大幅に生活感を減らすことができます。
今日からまず一つ、「調味料をおしゃれな容器に入れ替える」「ケーブルボックスを買う」「照明を電球色に変える」など、小さなことから始めてみてください。少しずつ改善することで、いつの間にかお気に入りのおしゃれな空間が完成していきます。


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