生活費の見直し方|家計簿をつけて貯金を増やす具体的な手順

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「毎月頑張って働いているのに、なぜかお金が残らない」「貯金しようと思っているのに、気づいたら月末には口座がほぼ空っぽ」――こんな経験をお持ちの方は非常に多いのではないでしょうか。

実は、お金が貯まらない最大の原因のひとつは「自分が毎月何にいくら使っているかを把握していない」ことです。家計管理の基本は「見える化」にあります。支出を正確に把握し、無駄を見つけて削減し、貯金に回す。このシンプルなサイクルを習慣化することで、収入が変わらなくても毎月確実にお金を貯めることができます。

この記事では、家計簿のつけ方から生活費の見直し方、貯金を増やすための具体的なステップまでを、わかりやすく丁寧に解説します。


なぜ家計簿をつけることが貯金への近道なのか

家計簿と聞くと「面倒くさい」「続かない」というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、家計簿をつける本来の目的は「レシートを1円単位で記録すること」ではありません。家計簿の目的は「お金の流れを大まかに把握し、無駄な支出を見つけること」です。

多くの家計管理の専門家が口を揃えて言うのは、「家計簿をつけ始めるだけで支出が自然と減る」ということです。なぜなら、自分の支出を記録・確認することで「こんなにお金を使っていたのか」という気づきが生まれ、無意識の衝動買いや無駄遣いに気づけるからです。

また、家計の「見える化」ができると、節約の目標を立てやすくなります。「今月は外食費を5,000円減らそう」「サブスクを2つ解約しよう」など、具体的な行動目標を設定できるようになり、貯金のペースが自然と上がっていきます。


家計簿を始める前に:まず「家計の現状」を把握しよう

ステップ1:収入と支出の全体像を把握する

家計改善の第一歩は、現状把握です。まず先月の収入(手取り額)と支出(クレジットカード明細・銀行の出金履歴・レシートなど)を洗い出してみましょう。

収入から支出を引いた金額が「毎月の余剰金(実際に貯金できている額)」です。この金額が少ない、またはマイナスになっている場合は、支出の見直しが必要です。

ステップ2:支出を「固定費」と「変動費」に分類する

支出を見直す際に重要なのが、固定費と変動費を分けて考えることです。

固定費とは毎月ほぼ一定額かかる費用のことで、家賃・住宅ローン・保険料・通信費・サブスクリプション・車のローンなどが該当します。固定費は一度見直すだけで毎月継続的に節約効果が得られるため、最優先で見直すべき項目です。

変動費とは毎月金額が変わる費用のことで、食費・外食費・光熱費・娯楽費・日用品費・交際費などが該当します。変動費は自分の行動次第で大きく変えられるため、日々の節約意識が重要です。

ステップ3:貯金目標を設定する

現状把握ができたら、次は貯金の目標を設定しましょう。「なんとなく貯金したい」ではなく、「何のために・いつまでに・いくら貯めるか」を具体的に決めることが重要です。

例えば「3年後の結婚資金として200万円貯める」「5年後のマイホーム購入のために頭金300万円貯める」「老後のために毎月3万円積み立てる」など、具体的な目標があるほど行動に移しやすくなります。月々の貯金目標額は「目標金額 ÷ 目標月数」で計算できます。


続けやすい家計簿のつけ方:3つの方法

方法①:家計簿アプリを使う(最もおすすめ)

現代の家計管理において最もおすすめなのが家計簿アプリの活用です。スマホのカメラでレシートを撮影するだけで自動的に金額を読み取って記録してくれるアプリや、銀行口座・クレジットカードと連携して支出を自動分類してくれるアプリがあります。

特に人気の高い家計簿アプリとして、マネーフォワードME・Zaim・Moneytreeなどが挙げられます。中でもマネーフォワードMEは銀行・クレジットカード・電子マネー・証券口座など多数の金融機関と連携できるため、ほぼ自動で家計を管理できる点が高く評価されています。

方法②:Excelや表計算ソフトを使う

パソコン作業が得意な方や、自分でカスタマイズした家計簿を作りたい方にはExcel(またはGoogleスプレッドシート)がおすすめです。ネット上には無料の家計簿テンプレートが多数公開されており、ダウンロードしてすぐに使い始めることができます。カテゴリー分けや集計を自分でカスタマイズできるため、自分のライフスタイルに最適な家計管理ができます。

方法③:手書きの家計簿ノートを使う

デジタルが苦手な方や、手で書くことで支出を実感したい方には、手書きの家計簿ノートが向いています。市販の家計簿ノート(ほぼ日手帳の家計簿・主婦の友社の家計簿など)を使うと、あらかじめ項目が設定されているため迷わず記録できます。手書きの場合は完璧を求めず「大まかに記録する」くらいの気持ちで続けることが長続きのコツです。


家計簿を続けるための3つのコツ

①完璧を求めない・1円単位にこだわらない

家計簿が続かない最大の原因は「完璧にやろうとすること」です。レシートをなくしてしまった・記録を忘れた日があった・細かい金額が合わないなど、完璧な記録にこだわりすぎると挫折の原因になります。多少の誤差があっても、大まかな支出の傾向がわかれば十分です。「80%の精度で継続すること」の方が「完璧を目指して挫折すること」より何十倍も価値があります。

②月1回の「家計の振り返り」を習慣にする

毎日細かく記録するのが大変な場合は、週1回または月1回のまとめ記録でもOKです。月末に「今月はどのカテゴリにいくら使ったか」を振り返るだけでも、支出パターンの把握と改善ポイントの発見に十分役立ちます。

③夫婦・パートナーと家計情報を共有する

二人暮らし・既婚の方は、パートナーと家計情報をオープンに共有することが家計改善の大きな鍵です。家計簿アプリを夫婦で共有設定にすることで、互いの支出を把握しやすくなり、協力して節約・貯金の目標を達成しやすくなります。


生活費を見直す:カテゴリー別の節約ポイント

【固定費の見直し①】通信費

通信費(スマホ・インターネット)は、見直しの効果が最も大きい固定費のひとつです。大手キャリア(docomo・au・SoftBank)から格安SIM・格安プランに乗り換えるだけで、月々の通信費が5,000〜10,000円以上削減できるケースも珍しくありません。家族全員で乗り換えれば年間数十万円の節約になることもあります。

【固定費の見直し②】保険料

保険は「何となく入ったまま」になっているケースが多く、不要な保障や重複した保障に保険料を払い続けていることがあります。ライフステージの変化(結婚・出産・子どもの独立など)に合わせて定期的に見直しましょう。保険の無料相談窓口(保険見直し本舗・ほけんの窓口など)を利用すると、専門家に無料でアドバイスをもらえます。

【固定費の見直し③】サブスクリプション

使っていないサブスクリプションサービスは即解約しましょう。動画配信・音楽配信・電子書籍・フィットネスアプリ・ニュースアプリなど、気づかないうちに多くのサービスに課金していることがあります。現在契約中のサブスクをすべてリストアップし、過去1ヶ月以上使っていないものはすぐに解約することをおすすめします。

【変動費の見直し①】食費・外食費

変動費の中で最も削減効果が高いのが食費・外食費です。自炊の頻度を上げる・まとめ買いと作り置きを活用する・コンビニの利用を減らすといった工夫で、月の食費を大幅に削減できます。外食は「週1回の特別なもの」として楽しむ位置づけにすることで、食費のコントロールがしやすくなります。

【変動費の見直し②】娯楽費・被服費

娯楽費・被服費は「予算を決めて管理する」ことが重要です。毎月の娯楽費・服の購入予算を事前に決め、その範囲内で楽しむ習慣をつけましょう。図書館・無料イベント・サブスクの活用など、費用をかけずに楽しめる娯楽を積極的に取り入れることも効果的です。


貯金を確実に増やす「先取り貯金」の仕組み

家計管理で最も効果的な貯金方法として、多くのファイナンシャルプランナーが推奨しているのが「先取り貯金」です。先取り貯金とは、給料が入ったら「まず貯金分を別口座に移してから、残ったお金で生活する」という方法です。

「残ったお金を貯金しよう」という後払い方式では、生活費に使ってしまって貯金できないことがほとんどです。先取り貯金にすることで、貯金が「義務」ではなく「自動化された仕組み」になり、確実に資産を積み上げることができます。

具体的な方法として、銀行の自動積立定期預金・財形貯蓄制度・積立NISAの自動積立設定などを活用すると、給料日に自動的に貯金・投資に回る仕組みを作れます。手間なく継続できる点が大きなメリットです。


理想の家計バランス(収入に対する各費用の割合)

一般的に推奨される家計のバランスとして、手取り収入に対する各費目の割合の目安があります。住居費は収入の25〜30%以内、食費は10〜15%以内、光熱費・通信費は5〜8%以内、保険料は5〜8%以内、貯蓄・投資は15〜20%以上を目指すことが理想とされています。

ただし、この割合はあくまでも目安です。住んでいる地域・家族構成・ライフスタイルによって適切なバランスは異なります。大切なのは「貯蓄率15〜20%以上を確保する」という点を意識しながら、自分に合った配分を見つけることです。


まとめ:家計管理は「継続すること」が最大のコツ

生活費の見直しと家計簿管理は、一夜にして大きな変化をもたらすものではありません。しかし、小さな習慣を積み重ねることで、1年後・3年後・5年後には大きな資産の差が生まれます。

まずは家計簿アプリをひとつダウンロードして、今月の支出を把握することから始めてみてください。そして固定費から順番に見直し、先取り貯金の仕組みを作っていきましょう。

お金の管理が上手になることは、生活の質を上げることに直結します。今日の小さな一歩が、豊かな未来への確実な道につながっています。

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